副鼻腔炎の治療法(治療の変遷)
以前は慢性副鼻腔炎(ちくのう症)の原因といえば、風邪を長引かせたりあるいは栄養不足によっていつまでも青バナを出し続けているような場合が大半でした。
また、治療の為の薬もまだ未発達であったために、手術をせずに治そうとすると、それこそ耳鼻咽喉科に毎日のように長期間通い続けなければならないような病気でした。 (未だに副鼻腔炎で毎日通わせる耳鼻咽喉科があるのもその名残なのかもしれません(笑))
それが今では栄養状態の改善や抗生物質の発達によって昔ほどは治療が困難な病気ではなく、通院回数もぐっと減らすことが可能となってきています。
ただ、慢性副鼻腔炎(ちくのう症)が減っているかというとそういう訳でもなく、最近ではアレルギーによって鼻がつまり、それがきっかけとなって慢性副鼻腔炎(ちくのう症)を併発するケースが多くなってきています。そのため、投薬による治療についても慢性副鼻腔炎(ちくのう症)そのものの治療のみならず、アレルギー性鼻炎の治療を平行して行う必要性が増してきています。