副鼻腔炎の診断方法

副鼻腔炎の診断方法

レントゲンあるいはCTの撮影、鼻咽腔ファイバーでの鼻腔内の観察
当クリニックでは画像での診断を徹底しています。
レントゲンやCTを撮るか、ファイバーで鼻腔内を観察しなければ正確な診断はつきません。

副鼻腔は鼻の中から見ることはできません。よってそれを撮らない限りは副鼻腔の正確な診断は不可能です。(レントゲンすら撮らずに副鼻腔を診断する施設が多いのも事実です。)

当クリニックではレントゲンのみならず、CTを配置している為、複雑な部位にて副鼻腔炎が疑われる場合にはCTの撮影を行い、副鼻腔の断層写真の解読をすることにより、副鼻腔の中にウミや粘膜が溜まっているかを即座に診断することが可能です。

例えば、前額部(眉毛のあたり)に頭痛があるような場合はちくのう症の可能性が高いと言えます。その場合にはCTを撮影することが最も確定診断として有効的(普通のレントゲンでは写りにくいことがある。)です。

まだまだ耳鼻咽喉科クリニックでは普及率の低いCTですが、当院ではそのような痛みがある場合には必要に応じてCTを撮影させて頂いています。

またCTは複雑な副鼻腔炎の診断だけでなく、鼻骨骨折にも威力を発揮します。
レントゲンでは分かりにくい骨折もCTでははっきりとわかるため、鼻を打った後腫れてしまい、心配とのことであれば、当院では即座にCTによる診断が可能なためご相談ください。

治療しているのに、症状や副鼻腔の影がなかなか治らない人は、上記の治りにくい慢性副鼻腔炎で書いたようなことが原因のことが多いのですが、中にはカビが原因のことがあります(⇒副鼻腔真菌症参照)。みなさんは鼻の中にカビなんて・・・という方も多いかと思いますが、症状が蓄膿と似ていることが多いので、非常に分かりづらく、また単純レントゲンでは蓄膿と区別が出来ません。薬では治すことができないため、内視鏡などを使って手術をして治します。

さらに頻度は低くなりますが、なかなか治りにくい副鼻腔の影の原因として副鼻腔癌のことも稀ですがありますので、治りにくい副鼻腔炎は、途中経過でCTを撮らせていただく必要があります。

当院で撮影しているCT画像 3Dのため様々な角度から副鼻腔内を観察することが出来るため、レントゲンや通常のCTよりも低被爆でなおかつ診断に優れております。

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